■暴落日記② 追証の思い出 ~初任給も税金に~
昨日も新興株を中心に大暴落したため、更にヤラれましたね。
朝イチの新興株の寄りを見ると監視全銘柄売り気配で、始業前に凍り付きました。
昨日は東京でも雪が降りましたので、株価ボードの青一色に銀世界が見えたのは
私だけではないかと思います。ここまで酷かったのは、久しぶりの様な気がします。
結局日経平均は600円超の下げで終わり、値持ちの良かった主力株も軒並み崩れ、
マザーズ指数に至っては10%クラスの大暴落で・直近IPOも壊滅的でした。
ブイキューブとライドオンのプラ転は謎でしたが・・・。
数ヶ月前の資産額にタイムスリップしてしまったような残念な気分ですが、
それでも今回の暴落でどこか冷静でいられるのは、リーマンショックの時と違い
信用取引をせずに現物オンリーだった点でしょうか。
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リーマンショックの時の暴落では毎日の様に追い証が発生し、小銭しか入っていない
銀行口座や手元置いて使わずに貯めていた配当金(当時はまだ現金でもらっていた)
等ありとあらゆるお金をかき集め、ATMを通じて無限入金していた覚えがあります。
ただどれだけ入金しても、信用二階建ての自分の持ち株は機首をもたげることはなく、
底なし沼に引きずり込まれるかの様にお金が減っていきました。
結局資産は「8分の1~10分の1」まで減少し、長年持っていた長期保有の優待株に
まで手を付け、その大半を失ったあたりで全ての建玉をクローズしました。
当時の私は社会人1~2年目でしたので、毎日の様に月給相当額分が失われていく
のは本当につらかったです。そもそも社会人1年目は給料に住民税がかからない
ので税金面で非常に有利なはずなのですが、前年は株で儲けすぎてしまったので、
その税金の工面にも大変苦労した覚えがあります。
「なぜ俺はこんなにも損しているのに、こんなに税金を取られるんだろう・・」
わずかな手取りの初任給から多額の税金を払ったため、ひもじい思いをしました。
四半期に一度の分納で自治体から請求書が来るのが本当に怖かったです。
翌年からは信用・現物を含めた個別株投資は一切やめ、日々の生活を切り詰めて
毎月ドルコストで積み立て投資をするインデックス投資だけを再開しました。
きっと株のことを考えたくなかったのだと思います。
それでも1万円とか2万円とか余裕のありそうな月は、1万円分だけ好きなファンドを
追加で買ったりして、これだけが私の日々の生活のささやかな楽しみでした。
さすがに友人の結婚式などの臨時の支出がある月は、定額積立のみでしたが・・。
そんなことをしているうちに、カタギの仕事の収入も基本牛歩ながら増え始め、
数万円の優待株に関してのみ個別株投資を再開して、少しずつ育つようになりました。
そんなことを数年繰り返して、今日に至ります。
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NYを見る限り今日は大丈夫そうですので、暴落日記はこれで終了します。
(副題はいただきストリートの「ネオンサインはバラ色に」をもじっています)
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コメント
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こんちは。
今回の投稿は結構シビアな問題ですし、コメントは控えようと思ったのですが、この時のことを思い出しながら色々思ったのでやはりコメント入れさせていただきます(随分投稿も進んで、見る人もちょっと少なくなったと思いますし)。
ブログでのリーマンショック前後の記事を見直してみたんですが、現物のみとはいえ、私も今と変わらずほぼ全力でポジションを取っていたようです。
08年9月にリーマンショックが起こってから、その年の年末まで、ほぼ一本調子で資産を失って悶絶してる様がうかがえました。
日々の投稿を見ていると、1日で10%減った日はしょっちゅうで、週間でー20%、月間でー30%なんてよくあったみたいです(今そんな状態になったら発狂してますが・・・)。
いつもっていたのかは忘れましたが、プロパストをもっていた時期もあったので、そのせいもあって資産は3分の1くらいまで減っていたのかも。
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あの頃、サラリーマンをしながらネットで副業(以前北千住でお会いした時にブックオフで買ってきた本を大量に持っていたのを覚えていらっしゃいますか?あれです)を続けており、給料と副業から上がってくる収入をひたすら投入して補填(正確には優待株拾い集め。でも買ったそばからドンドン下がっていきました)していました。
その当時からファンコミュのポジションを持っていましたが、最高益更新してる同社まで何故下がると愚痴っぽい投稿もしております(給料の中から節約して貯めた資金が元本なのですから、なおさら悔しかったのですね)。
全体として、日々の仕事(リーマン後だったので、職場の雰囲気が悪くなる一方でした)からの給料と、それが終わった後もさらに仕入れのために動き回って得た副業収入がひたすら下落に消えていくうえに、起死回生をかけて集めていたファンコミュもパッとしない。
なかなか出口が見えないような状況でした。
日々のブログ投稿で優待生活だけは続けていましたが、基本自炊の生活に、コーヒーはダイオーズの優待(煎れるドリッパーをキャンドゥで買ったり)、飲みは優待で行けるところばかり行く、そういう耐乏生活っぽいことをずっとやっていましたね。
というより、いつか報われると信じて続けるしかなかったのかもしれません。
なちゅさんと同じで、株のことを考えたくなかった時期があったことは同じです(私の場合、どちらかというとライブドアショック以後の方ですね)が、それでも諦めずにちょっとずつ投資活動を続けることができたからこそ、お互い今まで生き残っていると言えると思います。
だんだんまとまりがなくなってきましたが、とにかく生き残ること。これは大事なことですね。
上がり続ける相場はなくて、次は暴落がくる、ということを考えれば、今年ことが正念場がやってきそうです。
去年勝った人も負けた人も、次の暴落でどう行動するかで全く結果が違ったものになると思います。
お互い、なんとしても生き残りましょう。
長文コメ失礼しました。
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るいん君こんちは
貴殿は反応してくれると思ったよw
本当に当時は泥沼に引きずりこまえていくような感じだったよね。ちなみに俺はプロパストは儲かったけど、MKキャピタルで相当やられたクチです。
ブックオフの話は印象的だったので、非常によく覚えていますよ。
確かお会いしたのは北千住のマルイの上のかつくらとかだった様な気がしますね。
相場も冷え込んでいたので、しっかりとした副収入があってうらやましかったです。
お互い冬の時代が長かったからこそ今がある訳なのですが、
ちょっと油断すると今年は▲50%とかそういうこともまたありえますので、
今回もなんとか生き残りたいものですな。
るいん君みたいに今のうちに不動産や会員権とかに変えちゃおうかなー。