■NECキャピタルとFPGについて
今回は個人投資家に人気のある両銘柄について感じたこと書きます。
どちらも投資金額のわりには株主優待が手厚いので、
片方もしくは両方お持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
ちなみに私は両銘柄ともに3月末の権利を確定しましたが、
現時点においては両銘柄とも保有をしていません。
さて本題。
NECキャピタルとFPGは下記の通り多くの共通点があります。
・リース関連銘柄
・株主優待銘柄
・不動産関連銘柄(NECキャピは、リサぽっぽの親会社)
・2013年前半に株価が数倍
・時価総額が数百億円台
まぁ最後に挙げた時価総額ってのはどうでも良いにしても、
私の個人的な感覚では相当キャラが被っています。
ただ、決定的な違いがあります。わかりますか?
NECキャピタルは評価されて無かった「バリュー銘柄」で、
FPGは完全な「グロース銘柄」であることです。
今般の暴落局面で、NECキャピタルもFPGも下り最速だったのですが
NECキャピタルはいまだに底値探り中なのに対して、
FPGは底値876円から戻り高値1424円まで50%以上戻っているのです。
この戻りの違いは、かなり深遠なテーマだと捉えております。
似た株なのに成長なのか割安なのか、人気があるのか離散しているのかで
こうも選別が激しいものかと思います。
二人(両銘柄)で見た爆裂昇竜拳は、春の夜の夢だったのでしょうか?
ここでマクロに目を向けると、同じ様なことがあることに気付きます。
春先に再評価されて調子の良かったバリュー中小型株は
5月6月の暴落に巻き込まれて戻らないものも多いのに対して、
ガンホーやバイオ等のグロース銘柄は大して値を崩しておりません。
やはりグロース銘柄はある程度人を引き付ける力がありますが、
バリュー銘柄は市場の参加者の絶対数が増えないとダメです。
この様な暴落局面では、蜘蛛の子を散らす様に誰もいなくなります。
優待バリュー株を専門に投資をする人の成績が比較的マシなのは、
株主優待の存在によってこの辺のヘッジが上手く効いているのでしょう。
下がればある程度の買い需要があることが間違いないですからね。
今日の結論
—
・暴落のリバウンドで値幅を取りたいなら、ミーハーな株にしましょう
・狙っていたバリュー株を買いたいなら、完全に枯れてからにしましょう
(それでも飛びつきたいなら、せめて優待or高配当の株を選びましょう)

コメント
SECRET: 0
PASS:
FPGはリースの中でも小規模コンテナや航空機、プロジェクトファイナンスリースなどのニッチな分野のリースをしているということで、その辺がグロース株的な動きをする原因ではないかと思っています。
業種や優待、不動産に絡んでるとかいう基礎条件については異論の余地なし。
ニッチの勝ち組か、業界の高シェア企業なら、戻りが早いのではないでしょうか。
というかNECキャピ、買い損ねている自分としては早く買いたい基準になるまで下がって欲しかったりするんですけどね。
株価3桁とはいいませんが、せめて総合利回り5%くらいになる1280~1480円くらいになってくれんかなぁと思っていたり。
余力があって、株価がしかるべき水準にあれば、他のリース優待銘柄、東京センチュリ、興銀リース、芙蓉総合なんかも底引き網でかっさらいたいんですけどねー。
余力ができるのはいつの日になるのかしら。
SECRET: 0
PASS:
FPGはFPGにしかできない(しかやらない)ところで優位性がありますから、確かにその辺を理由に選別されてる可能性はありそうですなー。
NECキャピは1700円位だったら買っても良いような気がしますね・・・一応、国策関連ですし。
みずほリース3社は興銀だけ持ってますが、ラスボスの芙蓉は是非ともほしいところです。