■外食株は苦しいか
2月決算の外食株の決算が続々と開示されていますが、概ね苦しい感じですね。
昨年はアベノミクスにより持ち直したかの様に見えましたが、電力増と人件費増
に加えて、足元では2月の大雪と消費税増税と鳥インフルエンザが直撃している
こともあって、前2月期決算も微妙なら今期予想は更に微妙という具合です。
優待はなくとも配当で還元する一六堂の減配に始まり、ジェイグループも減配、
カラオケ中心の鉄人化計画も中間無配となりました。
また、ハブやゼットンあたりの成長力のある新興外食企業も今期は殆ど利益増を
見込んでおらず、踊り場に差し掛かっていることが鮮明となっております。
その中でクリエイトエストランツなどは比較的良い決算でしたが、これは
つけ麺屋の買収効果が効いているので例外的でしょう。ただ増収増益増配決算
にもかかわらず、傘下の鳥良の鳥インフルエンザの影響がネガティブ評価されて
株価的には売られてしまったのは皮肉です。
ただ多業態展開のクリレスなんかはマシな方で、エーピーカンパニーは鳥主力
なので更に多難な展開が予想されます。ここまで順調に来ていたので、創業来
の大試練なのではないでしょうか。マスコミの鳥インフルの報道量次第では、
O-157で回転寿司が壊滅的打撃を受けた様な影響があるかもしれません。
そんな訳で、外食株は総じてネガティヴ要素のオンパレードでございまして、
ペッパーとチムニーだけは株価が快走しておりますが、これは極めて個別的な
ケースですので注意が必要です。そもそも材料のあるペッパーはともかく、
チムニーがここまで騰がるのは春の珍事だと思います。
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コメント
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とんできますた。
でもまぁ確かにチムニーの上昇は意味不明です。
業績が地道に伸びて行ってるのは事実ではありましょうが、いくらなんでも急ピッチであがりすぎですわ。
市場からの評価が急に変わって高PERでも許される銘柄になったわけでもあるまいし、思惑でもあるんでしょうかね?
どのみち保有継続する予定ではあるのですが、あまり乱高下されるのも精神衛生上よろしくないです。
クリレスやたら下げてると思ったら鳥インフルかいな・・・。
おおしゃるように傘下に鳥良抱えてたねそういや・・・。
店舗数もそこそこあるし影響は小さくなかったということなのでしょうか。
遅まきながらファンコミュをようやく一部売却(あまり良いタイミングではなかったですが・・・)したので、この際なので買い戻してしまおうと思っています。
あとAPカンパニーをようやく1単元だけですが、買いました。
優待確定は来年3月か・・・遠いなぁ。
外食全般は厳しそうだけど、この淘汰を生き残ったところは次の局面で伸びるところなのかもしれません。
どこかのブログで書かれていたのですが、すき家は牛すき鍋でオペレーションが回らなくなったという見方が多いと思いますが、では同じような状況だったはずの吉野家はオペレーションが回らなくなったとはあまり聞きませんというのがありました。
こういったことはなかなか数字には表れない部分ではありますが、こうしたことをきちんとこなしている企業が案外残るのかもしれません。
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早ちりとり乙です。
チムニーの上昇は意味不明ですね。
こうなってくると1単元でも残しておいて本当に良かったと思うわけですが、
かたやるいん君はがっちり5単元もっていらっしゃる訳で、
この辺がファンコミ買えるか買えないかの違いなのかとひとりで納得し、
奈良方面には足を向けて寝れない今日この頃でありますw
吉野家はもともと深夜一人配置(ワンオペ)みたいな無茶やってないので、
こういう人材採用難の時代になってくるとバイトの定着率の差で相対優位かもしれません。
ゼンショーは軍隊式ですので、上手く回っている時は良いのですが、
一旦歯車が逆回転し始めるとちょっと統制が効かないイメエジがありますね。