「配当優待利回り」観点のよしあし。

私も配当優待利回りは重視している指標のひとつであり、軸足をそこに

置くことは決して間違っていないと思うのですが、ある程度資金に余裕が

出来たら、そういうところから外れた投資を考えても良いように思います。

この配当優待利回り重視、は負けにくい投資方針である反面、「優待n年

分確保してできたからそろそろもういいや」とか、そういうとって付けたよう

なもっともらしい理由(nバガー達成したから利益確定とかも同じ)で売って

しまうので、結局爆発する優待株でも持ちきれずに早々におりてしまうこと

になります。これは急騰しても結局どこで売ればいいかわからないので、

企業業績などのファンダメンタルズとは関連性が薄い、自分の過去の買

値との対比で株価の妥当性を測ろうとすることなどとも通じることですので、

急騰した優待株を売るにしても、きちんとした理由付けが必要だと思います。

やはり、優待株でもなんでもそうですが、買うことより売ることの方がはるか

に難しいですし、実力差が出やすいと思います。そんなことをペッパーの

株価を見ながら改めて思いました。私はペッパーを長期間保有していな

がらも途中で売ってしまい、しかも(自分の中で恥を忍んで)再参戦しなが

らもまた売ってしまい、そして今はこのような状況になっているので、改め

てこの辺のツメの甘さを感じている次第です。

 

 

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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。 
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。

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コメント

  1. 太郎 より:

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    ペッパーは、ああいう事件を起こすような会社だったので
    買いませんでした。そういうのを度外視できる人たちが設けたのでしょう。私にはできませんでした。

    いきなりステーキが始まったときに別会社だと思えばよかったのかもしれませんが、あの事件がやっぱり気になって買えませんでした。株に向いていないのかもしれませんな。

  2. なちゅ より:

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    太郎さん、コメントありがとうございます。

    そうですね、あの事件を覚えているとなかなか握力強くは握れませんよね。
    私も「もう禊ぎは済んだのか・・・」などと思ってしまうこともあります。
    重大なコンプラ違反があると機関投資家は簡単に手を出せないはずなのに、
    それでも考えられない時価総額までカチあがってしまうのですから、素直にびっくりです。

  3. 元中野民 より:

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    ペッパーもマザーズ10年経過からの2部市場選択制度がきっかけになった気もしますね。シノケン(姉歯事件)もそういえばだいぶ経つな、なんて思ってしまいました。

  4. なちゅ より:

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    元中野民さん、コメントありがとうございます。

    たしかにペッパーは強制市場替え効果もあったかもしれませんね。
    姉歯ももう時効ですね。不動産業界でも誰も口にする人はいなくなりました
    (都合の悪いことは口にしないだけかもしれませんがw)

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