今から10年位前のお話ですが、リーマンショックで被った信用買い建玉の含み損
を決済するため、ほとんどの現物持ち株を処分して、損失を補填するだけの生活
を送っていました。さすがに借金しないと回らない状態まではいかなかったものの、
わりとその寸前までいっており、カタギのリーマン稼業から得られる『安い給料(賞
与なし、残業代なし、おまけに有給消化も不可)』で、自転車操業的にやりくりして
いたのをよく覚えています。
一応そういった状況でも現物株をほんの何銘柄か残せたので、一切贅沢はせず
にこれらの銘柄からもらえる一回数百円~数千円の配当金をコツコツと空き瓶に
貯めて、当時交際させていただいた方と年一回位旅行に行ったりしていました。
(ただし交通費の都合上、場所は鬼怒川とかの近場)。
あの頃はまだ配当金も振込形式ではなく、郵便局に引換証を持って行って、小銭
を貰っていました。小銭だけ貰うのはちょっと恥ずかしいので、引換証を何枚か溜
めて、せめて合計1~2千円は貰えるようにしてから、郵便局に行ったりしたのをよ
く覚えています。思い返してみれば、そういう苦しい時期にもらった配当金や株主
優待は本当に嬉しかったです。配当や優待の入った封筒が早く来ないか待ち遠し
くて、当時住んでいた賃貸マンションの1階にある集合ポストを一日3回は見に行
ったりしていました。
今ではこうした封筒が届いても、数日開けなかったりすることもザラなので、何を
かいわんやという感じなのですが、優待族として一年で最大のお祭りである3月は、
初心に戻って権利を取りたいと思います(という決意表明風味)。
*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。

コメント
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先日のオフ会では、大変お世話になりました。
>苦しい時期にもらった配当金や株主優待は本当に嬉しかったです。
そのお気持ちよくわかります。
当時わたしも含み損をほったらかしにしては「会社も社員の方も大変なのに、配当が頂けてありがたいな」と、しみじみ思っていました。
そして現金で手に入れると、益々ありがたみが湧きました。
(わたしはクロス取引をしているのもあり)数が増えるとつい開封するのを後回しにしていますので、今年は本当に楽しみに待つものを厳選するように計画しています。
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こんばんは。辛い時に乗り越えた人は強い。
失敗経験だがこれから生きる。授業料ですね。少し高いけど。
なちゅさんの深さは生まれながらのものと経験が生きているからだと思います。若いのに素晴らしい。自分も見習いたいです。人間のスケールは自分などよりも大きいのでこれから伸びて一層活躍されると思います。
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あくびさん、こちらこそありがとうございました!
そうですね。社員の方の仕事はものすごく忙しそうなわりに、業績が微妙な会社とかでも
配当金だけは律儀に支払われたりするので、ちょっと申し訳ない気持ちになったりもしますね。
あと現金ですね。やっぱり振込だといつの間にか(再投資とかに)使ってしまったりするので
ありがたみが違うように思いますね。まぁ感覚的なものなのでしょうが・・・不思議ですね。
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池ちゃんさん、いつもコメントありがとうございます。
いつも過分なお褒め言葉をありがとうございます。
そうですね、授業料だけはアホみたいに市場にお支払いしてきた自負はありますね(お
〉人間のスケールは自分などよりも大きいのでこれから伸びて一層活躍されると思います。
それはないですw池ちゃんさんの方がスケールが遥かに大きいので、見習せていただきたいと思ってます。